20代前半で会社を辞めた僕が“次”を見つけるまでの話

20代前半で会社を辞めた僕が“次”を見つけるまでの話
目次

会社を辞めた理由とそのときの心境

入社前に描いていた理想と現実のギャップ

大学を卒業して入社した会社は、いわゆる「安定した企業」だった。福利厚生も整っていて、周囲からは「いい会社に入ったね」と言われた。でも、実際に働き始めると、理想と現実のギャップに苦しんだ。毎日同じ業務の繰り返し、上司との価値観のズレ、そして「この仕事を10年続ける自分」がまったく想像できなかった。学生時代に思い描いていた「やりがいのある仕事」や「成長できる環境」は、そこにはなかった。もちろん、社会人としての未熟さもあったと思う。でも、違和感を抱えながら働き続けることが、次第に自分をすり減らしていった。

「辞めたい」と思った瞬間と決断までの葛藤

辞めたいと思ったのは、入社して半年が過ぎた頃だった。毎朝、会社に向かう電車の中で「今日も何も変わらない」と感じるようになり、次第に体調にも影響が出始めた。でも、辞めることへの不安は大きかった。「すぐ辞めたら根性なしと思われるのでは」「次の仕事が見つかるのか」「親にどう説明すればいいのか」——そんな葛藤が頭をよぎり、なかなか決断できなかった。何度も自分を責めたし、周囲に相談する勇気もなかった。それでも、ある日ふと「このまま続けても、自分が壊れるだけだ」と思い、退職を決意した。その瞬間は怖かったけれど、同時に少しだけ、心が軽くなった気がした。

退職後に直面した不安と孤独

周囲の反応と「甘え」と言われるプレッシャー

会社を辞めた直後、最初に感じたのは「解放感」だった。朝の満員電車に乗らなくていい、無理に笑顔を作らなくていい、そんな小さな自由が嬉しかった。でもその感覚は長くは続かなかった。すぐに周囲の視線が気になり始めた。親からは「もう少し頑張れなかったのか」と言われ、友人からは「もったいないね」と言われた。誰も悪気はなかったと思う。でも、自分の選択が「甘え」や「逃げ」と見られているようで、心がざわついた。SNSを開けば、同世代が仕事で成果を出している投稿が並び、自分だけが取り残されているような気がした。何もしていない時間が、こんなにも重く感じるとは思わなかった。

何もない自分に気づいた日と自己否定感

退職して数週間が経った頃、ふと「自分には何もない」と思った。肩書きも、スキルも、誇れる実績もない。履歴書に書けることが少なくて、求人サイトを見ても「応募資格:実務経験3年以上」の文字が並ぶ。自分は社会にとって価値がないのではないか——そんな思いが頭をよぎった。朝起きてもやることがなく、昼過ぎまでベッドの中でスマホを眺める日々。焦りはあるのに、何をすればいいのかわからない。自己否定感が強くなり、誰かに相談する気力すらなくなっていった。でも、そんな中で「このままじゃダメだ」と思える瞬間が少しずつ増えていった。小さな違和感や不安が、やがて行動への原動力になっていった。

“次”を探すためにやったこと

自己分析と「本当にやりたいこと」の棚卸し

退職後、まず取り組んだのは自己分析だった。といっても、最初は何をどう考えればいいのか分からず、ネットで「自己分析 やり方」と検索するところから始めた。ノートを開いて、自分がこれまで楽しかったこと、苦しかったこと、得意だったこと、苦手だったことをひたすら書き出した。すると、少しずつ「自分が何に価値を感じるか」が見えてきた。たとえば、人と深く関わる仕事にやりがいを感じていたこと。逆に、ルーティン業務や上下関係の厳しい環境には強いストレスを感じていたこと。この棚卸しを通じて、「自分が何を避けたいか」「何に向いているか」が明確になり、次の選択肢を考える土台ができた。

転職活動で感じた社会のリアルと自分の立ち位置

自己分析を終えた後、転職サイトに登録して求人を探し始めた。でも、現実は甘くなかった。「未経験歓迎」と書かれていても、面接では「なぜ前職をすぐ辞めたのか」と問われることが多く、過去の選択が重くのしかかってきた。書類選考で落ちることも多く、自信を失いかけた。そんな中で、転職エージェントに相談したことが転機になった。担当者は「あなたの強みは“若さと柔軟性”です」と言ってくれた。経験が浅いことはマイナスではなく、吸収力や適応力として評価されることもある——その言葉に救われた。そこからは、自分の価値をどう伝えるかに意識を向け、面接でも「辞めた理由」ではなく「これから何をしたいか」を語るようにした。少しずつ、手応えを感じるようになった。

新しい道を見つけるまでのプロセス

偶然の出会いが導いた新しい選択肢

転職活動を続ける中で、ある日ふと立ち寄ったイベントが転機になった。それは、地域の若手社会人向けのキャリアセミナーだった。正直、最初は気乗りしなかった。でも、そこで出会った登壇者の話が心に刺さった。「キャリアは直線じゃなく、曲線でもいい。寄り道があるからこそ、深みが出る」——その言葉に、今までの自分の選択が肯定された気がした。セミナー後、登壇者と話す機会があり、彼の紹介である企業の面談を受けることになった。そこは、若手の挑戦を歓迎する社風で、経験よりも“意欲”を重視していた。面談では、これまでの迷いや悩みも正直に話した。結果、内定をもらえた。偶然の出会いが、次の道を照らしてくれた瞬間だった。

「働く意味」が変わった瞬間と今の価値観

新しい職場で働き始めてから、以前とは違う感覚を持つようになった。業務は決して楽ではないし、覚えることも多い。でも、チームの中で自分の意見が尊重され、挑戦することが歓迎される環境に身を置くことで、「働くこと=我慢」ではなく「働くこと=成長と貢献」だと感じられるようになった。以前は、ただ“辞めたい”という気持ちが先行していた。でも今は、“続けたい”と思える理由がある。働く意味は、環境や人との関係性によって大きく変わる。そして何より、自分自身がどうありたいかを問い続けることが、キャリアを前に進める原動力になる。あのとき辞める決断をしたからこそ、今の自分がある——そう胸を張って言えるようになった。

まとめ/遠回りが、まっすぐな道になることもある

辞めたことは失敗じゃなかったと今言える理由

20代前半で会社を辞めたとき、正直言って「これで人生終わったかもしれない」と思った。周囲の目、自分への失望、将来への不安——それらが一気に押し寄せてきて、何度も「辞めなければよかった」と後悔した。でも、今振り返ると、あの選択は間違っていなかったと思える。なぜなら、辞めたことで初めて「自分の人生を自分で選ぶ」という感覚を持てたからだ。会社に残っていたら、きっと惰性で働き続けていた。自分の気持ちにフタをして、周囲の期待に応えることだけを考えていたと思う。辞めたことで、自分の価値観や働き方を見直す時間ができた。そして何より、「自分の人生は自分で描いていい」と思えるようになった。それは、何にも代えがたい収穫だった。

同じように悩む人へ伝えたいこと

もし今、この記事を読んでいるあなたが「辞めたいけど怖い」「次が見つかるか不安」と思っているなら、まず伝えたいのは「その気持ちは、あなただけのものじゃない」ということ。僕もそうだったし、同じように悩んでいる人はたくさんいる。辞めることは逃げじゃない。むしろ、自分の人生に責任を持とうとする勇気ある選択だと思う。もちろん、辞めた後にすぐ答えが見つかるわけじゃない。迷うし、落ち込むし、時には自分を責めることもある。でも、その過程こそが「本当に自分が何を望んでいるか」を知るための大切な時間になる。大事なのは、止まらないこと。小さな一歩でもいいから、前に進み続けること。僕が“次”を見つけられたのは、完璧な計画があったからじゃない。迷いながらも、自分の気持ちに正直でいようとしたからだ。だから、あなたもどうか、自分の声を無視しないでほしい。人生は一度きり。誰かの期待ではなく、自分の納得のいく選択をしてほしい

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